2012/06/18

データはシンプルにトレンドで見るのがよい [週刊IFWA 2012/6/4]

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■ データはシンプルにトレンドで見るのがよい

2012年5月30日に総務省の平成23年通信利用動向調査の結果が発表されました。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000040.html


インターネット普及率などは飽和状態で変化も乏しくそれほど面白いデータにはなっていませんが、地域別、性年齢別などの軸で違いをみると俄然面白みのあるデータになってきます。

またスマートフォンやタブレットなどの新しいデバイスについても昨年から選択肢に加わったようです。時代の変化に合わせながらも継続性を保持するような工夫は調査で必要なことです。

デバイスの世帯普及率のデータでは、10年以上のデータを折れ線表示しています。パソコンがこの2年で普及率が少し落ちていたりしているのは、サンプリングの変化などによるテクニカルな問題なのか、スマートフォン利用の増加でPCの代替利用が進んでいるのか、詳しく見てないので判断できておりません。なぜならFAXも落ちてきているからです。

もう一つ下記の注目データで★を付けたトレンドデータに、モニターの画面解像度の変化というものがあります。StatCounterのデータは信用していないので絶対値はあまり参考にしませんが、大解像度化の傾向が一貫して進んでいるということは頷けます。

装飾をいっぱい施したインフォグラフィックスが流行っているようですが、バックは白で縦軸がゼロから始まるシンプルな折れ線グラフが変化を見たい場合では一番です。グラフはなるべく一つのことを語らせることをお薦めしたいと思います。

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